IELTSの基礎情報
IELTSは英語の4技能(Reading・Listening・Writing・Speaking)を計る試験です。
英語の試験というと英検やTOEICが有名ですが、留学を考えている人にはTOFELや今回紹介するIELTSのスコアが求められます。
試験方式はコンピュータ版(ほぼ毎日開催)とペーパー版(月1程度開催)が選べます。
コンピュータとペーパーではテストの順番が異なります。
・コンピュータ版:Listening→Reading→Writing→(お昼休憩)→Speaking
・ペーパー版:Writing→Reading→Listening →(お昼休憩)→Speaking
TOEICとは異なり、問題用紙に書き込みをしたりメモを取ることが可能です。
※コンピューター版でも線が弾けるようになっているのでご安心を!
受験料は25,830円(2024年6月時点)とお高めですが、その分試験環境が整っています。
コンピュータ版はもちろん、ペーパー版でもリスニング時には一人一人にワイヤレスヘッドホンが配られ、咳や鉛筆などの周りの音も気になりませんでした。
リスニングテスト
リスニングテストは40分です。
(問題文や解答欄の確認時間が含まれているので実際のテストは30分です。)
各問題の前に問題文を確認する時間があるのがIELTSの特徴です。慌てて問題に取り組まないで済むのはとっっってもありがたい!
パート1 | 情報穴埋め問題 |
パート2 | 二人の簡潔な会話 |
パート3 | 一人の複雑な会話 |
リーディングテスト
リーディングテストは60分です。
長文を3題解きます。10種類の設問パターンがあり、それぞれの文章に対して2〜4種類の設問が設けられます。
Type1 | 多項選択問題 |
Type2 | 見出しマッチング問題 |
Type3 | 情報マッチング問題 |
Type4 | 特徴マッチング問題 |
Type5 | 文末マッチング問題 |
Type6 | 情報特定問題 |
Type7 | 筆者の見解 |
Type8 | サマリー、表、チャート完成問題 |
Type9 | 文完成問題 |
Type10 | 制限内の語数で答える問題 |
ここではType6の情報特定問題(いわゆる「TRUE/FALSH/NOT GIVEN」問題)を紹介します。
(例題)以下の文章を読んでください。1~4はそれぞれT/F/Nのどれでしょうか?
「アンパン○ンはアンパンの顔を持つヒーローです。彼は空を飛べます。彼は空腹の子供に自身の顔を分けてあげるほど優しいです。」
1アンパ○マンは食パンの顔を持つヒーローだ。
2彼は道具を使って空を飛ぶ。
3彼は面白い。
4彼は子供に自身の顔を分け与える。
正解は1FALSH、2NOT GIVEN、3NOT GIVEN、4TRUEです。
1番は「アンパンの顔を持つ」はずなのに「食パンの顔」と書かれており、問題文とは矛盾しているという根拠があるのでFALSHです。
しかし、2と3に関しては「〈道具で〉空を飛ぶこと」と「彼が〈面白い〉こと」は事実上は正しくても、文章に書かれていないためNOT GIVENとなります。
ライティングテスト
ライティングテストは60分です。
パート1 | グラフまたは表の説明(稀にグラフと表が組み合わさっている) | 150Words程度 |
パート2 | 意見文(賛成・反対を聞かれることが多い) | 250Words程度 |
それぞれのパートに最低ワード数が設けられています。
ですが、ワード数が足りないから0点というわけではありません。もちろん減点対象にはなりますが、私が6.0を採った時のパート2のワード数は200Wordsでした。コツさえ掴めばライティングが一番スコアを伸ばしやすいです。
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スピーキングテスト
スピーキングテストは15分です。
他のテストに比べて時間は短いですが、スピーキングテストは今までの勉強の質が露呈します。豊富な語彙と文法に加え、「慣れ」と「瞬発力」が求められます。
予想していなかったような質問にも「Well」や「Let me see」、「I didn’t except that question」、「I never thought that. If I think about it 〜」などのフレーズで時間を稼ぎながらパッと言えそうなことを考えなければなりません。
とにかく、「ネイティブとの会話に慣れること」と「多方面にアンテナを張ること」を大事です。
ネイティブとの会話に慣れるには、ネイティブとの会話を積むしかありません。
でも、ネイティブと話す機会なんてないし、英会話に通う時間や金銭的余裕があまりない・・・という方に朗報です。当塾はAll in Oneという講座を設置し、フィリピンに住む先生とリーズナブルな価格で英会話ができます。この講座の詳細は以下のボタンからご覧になれます。また、私がこの講座を取ってどのようなスピーキングテスト対策をしたのかについては次回のブログ(IELTSの勉強方法)にてお話しします。
最後に
当塾では、皆様が自身のゴールスコアを獲得できるよう、コースを小学生〜社会人まで幅広く設け、個人に合わせたカリキュラムを組んでいます。一緒にゴールスコア取得を目指しましょう!
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